牛乳は骨折に効果なし?飲み過ぎはリスク大|飲み方やおすすめ栄養は?

牛乳は骨折に効果なし?飲み過ぎはリスク大|飲み方やおすすめ栄養は?

牛乳は昔からカルシウムが豊富で、骨の形成に役立つと言われています。では、骨折をした時に牛乳を飲めば、それだけ治りが早まるのでしょうか?

 

今回は、牛乳の骨折への効果や飲み過ぎのリスクなどについて調べてみました。

 

【健康な身体へ】牛乳は骨折したときに効果あり?

 

牛乳の飲み過ぎは禁物!その理由は?

 

カルシウムを手軽に摂取できる食品として人気がある「牛乳」ですが、牛乳によるカルシウムの摂取には大きな問題点があります。それは、牛乳には、「リン」が多いということです。

 

リンは一般的な範囲内の摂取であれば、カルシウムと共に骨の形成に役立つ成分です。しかし、リンは過剰摂取すると、カルシウムの体内吸収を阻害したり、骨からのカルシウムの流出を促進するため、非常に厄介な存在です。そのため、牛乳の飲み過ぎは、リンの悪い側面を助長する可能性が高くなるため、あまりおすすめできません。

 

また、日本人は、牛乳に含まれる乳糖を消化するのが苦手な体質なため、牛乳を大量に摂取すると、消化不良や下痢を起こす人も多いです。カルシウムは他の食品からも少しずつ摂取できるので、効率良くカルシウムを摂取するには、牛乳は1日1〜2杯(1杯200ml)程度で十分とされています。

 

牛乳に含まれる骨折に効く栄養って何?

 

牛乳に含まれる栄養の中で、骨折対策に期待ができるのは、骨を形成するのに役立つ「カルシウム」と「リン」です。牛乳は一度で、骨の主な主要成分とされているカルシウムとリンを同時に摂取することができる優れた食品です。

 

調理の手間も必要ないので、料理が苦手な人でも気軽にカルシウムが摂取できるのが魅力です。また、牛乳に含まれるタンパク質も、骨の材料となる重要な栄養素です。

 

【3選】牛乳でより早く骨折を治すためには何をすればよい?

 

カルシウムを正しく取る|一日のおすすめの量も紹介

 

18歳以上のカルシウムの1日のおすすめ摂取量は、650〜800mg程度と言われています。最大で1日2,500mgとされています。骨密度を下げずにカルシウム量を増やすために、1日に牛乳は200ml〜400ml程度で良いと言われています。

 

意外に少ないと思う人もいるかもしれませんが、カルシウムは毎日他の食品からも摂取しているため、トータルで1日650mg程度になるようにしましょう。

 

カルシウムは、小魚・チーズ・海藻・豆腐などにも多く含まれています。牛乳だけに頼らないで、色々な食品をバランスよく摂取しましょう。

 

牛乳+バランスの良い食事を心がける

 

カルシウムは残念ながら、単体の摂取だけでは、あまり骨作りに効果を発揮できません。骨作りで役立つと言われている3大栄養素は、「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK」です。

 

・カルシウムは、骨の主要な構成成分。
・ビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を促進。
・ビタミンKは、吸収したカルシウムの骨沈着に有効。

 

 

更に、骨の材料となる「タンパク質」、骨の形成に役立つ「マグネシウム」や「亜鉛」も必要です。骨作りに役立つマグネシウムや鉄や亜鉛は、野菜や小魚などの食品に多く含まれているため、バランスの良い食事をすることが重要になります。小魚や野菜などが苦手で好き嫌いが多い人や、食生活が乱れている人は、サプリメントを利用するのも一つの手段です。

 

カルシウム+コラーゲンを摂取する

 

これまで、骨粗しょう症や骨折対策のために、カルシウムの摂取が推奨されていました。しかし、カルシウムの摂取だけでは、密度の高い丈夫な骨を作るのは難しいと言われています。

 

というのも、いくらカルシウムを摂取しても、「リンの過剰摂取」「加齢」「出産」などによって、骨からカルシウムが流出してしまう可能性が十分にあるからです。「骨密度」を高めるためには、骨からカルシウムを流出しにくくする必要があります。

 

そこで今、注目をされている成分が、「コラーゲン」です。コラーゲンには、カルシウムを直接補助したり、相乗効果を発揮する機能はありませんが、骨からカルシウムが流出するのを抑える役割があります。そのため、カルシウムとコラーゲンを摂取することによって、「骨密度」が高まると言われています。

 

コラーゲンは、骨とカルシウムをつなぎとめている役割があり、近年の研究によって、骨粗しょう症の原因は「コラーゲン不足」が影響していると指摘されています。骨折しにくい丈夫な骨を作るためには、カルシウムだけではなく、コラーゲンも摂取して、骨密度を高めることがおすすめです。

 

〜食べ過ぎることのデメリットは?〜

 

コラーゲンの過剰摂取によって心配されているデメリットに「糖化」が挙げられます。コラーゲンは一般的に、お肌のハリや骨密度を高め、美容と健康の両方に役立ちます。

 

しかし、コラーゲンを摂りすぎてしまうと、コラーゲンが糖化して、体内の老化が促進してしまうと言われています。こうしたコラーゲンの糖化による劣化&老化を予防するためには、コラーゲンの過剰摂取に気を付ける必要があります。

 

体に悪い?!牛乳を飲むことのデメリットはある?

 

日本人の約8割が乳糖不耐症!お腹を壊すリスク

 

日本人の多くが乳糖不耐症になりやすいのは、「ラクターゼ」という牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないことが原因だと指摘されています。

 

乳製品をよく摂取している地域に住んでいる人は、ラクターゼの分泌が多いので、牛乳に含まれる乳糖を分解し、乳糖に含まれるカルシウムを上手く吸収することができます。

 

しかし、ラクターゼの分泌が少ないアジア人やアフリカ人は、乳糖を上手く分解してカルシウムを効率的に吸収する機能が体質的に備わっていません。そのため、牛乳を沢山飲めば飲むほど、乳糖に含まれるカルシウムを上手く体内吸収できず、消化不良を起こしたり、下痢を起こしやすくなってしまうのです。

 

牛乳だけを飲み過ぎると危険!逆にカルシウムが不足する

 

牛乳に含まれるカルシウムは、そもそも体内吸収率が良い栄養素ではありません。牛乳には、「リン」が多く含まれており、牛乳の飲み過ぎによって、リンを過剰摂取することになると、カルシウムを効率的に摂取しにくいというデメリットがあります。

 

リンは過剰摂取をしなければ、カルシウムと同じく、骨の形成に良い栄養素なので、摂取量には気を付けないといけません。そして、カルシウムを効率的に摂取するためには、カルシウムの体内吸収を補助する他の栄養素とのバランスが非常に大切だと言われています。

 

カルシウムの体内吸収を補助するには、「ビタミンD」や「マグネシウム」が役立ちます。ビタミンDやマグネシウムは、カルシウムの吸収を促進する機能があるため、一緒に摂取するのがおすすめです。

 

貧血のリスクがある

 

牛乳には、貧血になるリスクがあると言われています。牛乳で貧血になる理由は、牛乳自体に鉄分が少ないことが挙げられます。貧血にならないためには、鉄分はできるだけ他の食品から摂取する必要が出てきます。

 

ところが、牛乳は沢山摂取するとカロリーが高く満腹感があります。食の細い子供などは、牛乳を沢山飲んでしまうと、お腹が一杯で他の物があまり食べられなくなってしまい、他の食品から鉄分を吸収することが難しくなってしまうケースがあります。

 

そうなってしまうと、鉄分不足で貧血になる可能性がありますので、食事やサプリメントからの鉄分摂取量を上げる必要が出てきます。

 

乳がん細胞を増やすリスクがある

 

牛乳には、「IGF-1」と呼ばれるインスリン様成長因子と女性ホルモンの「エストロゲン」が多く含まれています。そして、IGF-1には、細胞を分裂増進させる効果があるため、エストロゲンと結びつくと、乳がん細胞までも分裂増進させてしまうリスクがあると指摘されています。

 

女性が牛乳を過剰摂取すると、ホルモン異常を起こし乳がんのリスクが高まってしまう可能性があるため、飲み過ぎには注意が必要です。

 

骨折したときに牛乳は効果あった?口コミを紹介!

 

悪い口コミ

 

■飲んでも骨折がすぐに治るわけじゃないし、体質的に合わない。少量でもお腹が緩くなってしまうので、下痢をしやすい人にはきついと思います。
■骨折対策に牛乳を毎日ガンガン飲んでいたら、虫歯が増えてしまった。虫歯治療が面倒なので、今は牛乳を飲まないようになりました。虫歯になりやすい人は要注意!

 

良い口コミ

 

■毎日決まった量を飲む分には、お腹を壊したりすることもないので、安心して飲めます。特に骨折が早く治る実感はないけど、手軽に試せるのが良いですね。
■カルシウムが手軽に摂取できるし、飲むとイライラが解消されます。1本200円くらいで、骨折対策ができるのでお得感もあります。
■何もしないより、気持ち的に飲んでいる方が安心する。ただ、量を飲み過ぎると、お腹がゴロゴロしてしまうので、毎日コップ1杯程度にしています。
■小魚などからカルシウムを摂取できない偏食気味な自分にとって、牛乳は飲みやすくて重宝します。ただ、即効性はないので、継続することが大事だと思います。

 

まとめると

 

骨折対策で牛乳を試した人の口コミを見ると、「虫歯」「下痢」などの症状に悩まされたという悪い口コミが、いくつか見られました。しかし、牛乳の摂取量を守れば「手軽にカルシウムが補給できる」「精神的に安定する」という良い口コミも多く聞こえました。

 

牛乳の賛否は、「体質」による部分が多く、元々お腹が下しやすい人などは、避けた方が無難かもしれません。ただし、牛乳は適量であれば、現代人が不足しがちな「カルシウム」を、手軽な価格で誰でも簡単に摂取できるメリットが大きいです。

 

カルシウム不足による「イライラ」の解消から、精神的に落ち着くという意見も多かったので、牛乳は量を守って上手く活用すれば、やはり健康維持に有効と言えそうです。

 

チーズやヨーグルトで骨折は早く治せる?

 

牛乳と同じくカルシウムが豊富な乳製品として「チーズ」や「ヨーグルト」が挙げられます。牛乳が骨折の治癒を早める即効性がないように、チーズやヨーグルトの場合も、摂取をするだけでは骨折の治癒が早まるわけではありません。

 

しかし、長期的に適量を摂取する場合には、骨折予防に役立つと言われています。むしろ、チーズやヨーグルトの場合は、牛乳よりも心配な点が1つあります。

 

それは、チーズは塩分が高く、ヨーグルトの場合は、ジャム&ヨーグルトソースや果物と一緒に食べると糖分が高くなってしまう傾向があるという点です。糖分や塩分の摂取が多すぎると、カルシウムが尿と一緒に排出されてしまうため、効率良くカルシウムが摂取できなくなる可能性があります。そのため、チーズやヨーグルトを摂取する時には、糖分や塩分に気を付けないといけません。

 

まとめ

 

牛乳はカルシウムが豊富で、骨の形成に役立ちますが、骨折治療に即効性があるわけではありません。むしろ、日本人は牛乳の乳糖を消化しにくい体質で、牛乳を過剰摂取した場合は、メリットよりもデメリットの方が大きくなる可能性があることもわかりました。

 

更に牛乳の過剰摂取は、カルシウムの体内吸収を妨げるリンの大量摂取にもつながり、カルシウム不足を引き起こす可能性があるので注意をしましょう。